「モンクレール」が上海で一夜限りの“テーマパーク” A$APロッキーや「ジル サンダー」と協業の”ジーニアス”発表
「フラグメント デザイン」
いつもはストリートなスタイルをバリエーション豊かに見せるが、今回はごくごくシンプルな、格子柄のステッチを加えたスタンドカラーのコート一着を静謐な空間で見せた。協業したのは、ロンドンを拠点に活動するリチャード・ウィルソン(Richard Wilson)。床に油のプールを作ることで反射面として、空間を歪めること没入感を表現したアーティストだ。今回は、油の代わりに黒色の水を用い、白い屋根と黒いコートを反射する空間を創出。白い巨大な円の中で、黒いコートが静かに浮いたり沈んだりする(実際は、空中で上下している)様子を見せた。
「メルセデス・ベンツ × NIGO」
NIGOは、ダウンのコンパートメントをあしらった「メルセデス・ベンツ」の“ゲレンデ”を制作した。同じ空間で発表した洋服は、この“ゲレンデ”と雪山をプリントしたスエットにショートパンツやマウンテンブーツを合わせたスタイル。アウターは、ネルシャツやスカジャン、プレッピーなカーディガン、そしてダウンのジャケットだ。さまざまなスタイルをミックスしながら、“ゲレンデ”に乗って、雪山にドライブに出かけるメンズ像を描いている。
エドワード・エニンフル
エドワードは、ディストピア化した未来でも逞しく生きられる、機能性の高いアウターを基軸とした。プレゼン会場は、酷暑の砂漠、反対に極寒の極地、そして、雨風の止まない都心。いずれも黒一色のコレクションは、フリルを施したマキシ丈のスカートと一体化したアノラックや、長いトレーンを引くクロップド丈のケープ、極太&極長のフリンジをあしらったストールなど、モード誌の編集長らしくドレスアップすることを諦めない人たちの、エクストリームなビジネスシーンにおける装いに欠かせないアイテムという。
コラボ・コレクションは、10月中旬を皮切りに、来年秋まで順次発売する。