戦没者墓苑、新たに235柱納骨 ロシアと硫黄島で収容
第2次大戦中に海外などで亡くなった身元不明の戦没者を慰霊する厚生労働省主催の拝礼式が29日、東京都千代田区の千鳥ケ淵戦没者墓苑で開かれた。今年の納骨は、ロシアと硫黄島で収容されたが身元が分からず遺族に引き渡せなかった235柱。これまで納められた遺骨と合わせると37万485柱になる。 参列者は遺族約150人や岸田文雄首相、加藤勝信厚労相ら。秋篠宮家の次女佳子さまも初めて参列された。 加藤氏は式辞で「いまだ各地に眠る戦没者のご遺骨が一日も早くふるさとに戻られるよう全力を尽くす」と述べた。