〔欧州株式〕軒並み下落=英0.07%安、独1.13%安(6日)
【ロンドン時事】6日の欧州株式市場は軒並み下落した。英FT100種平均株価指数(FTSE100)は前日終値比5.71ポイント(0.07%)安の8166.68で引けた。 ドイツ株式主要40銘柄指数(DAX)は1.13%安、フランスCAC40種指数は0.51%安、ストックス欧州600種指数は0.54%安だった。 米大統領選でトランプ氏の当選が確実となると、欧州株はいったん値上がりで反応した。しかし、その後は関税強化などへの懸念から自動車株などが売られた。一方、欧州で自主防衛に対する機運が高まるとみて、防衛関連株には買いが入った。 フィナルトのアナリスト、ニール・ウィルソン氏は、欧州株が下げに転じたことについて「貿易戦争がユーロ圏の成長に悪影響を与えるリスクを考えれば納得できる動きだ」とコメントした。 FTSEの構成銘柄では、住宅大手パーシモンが8.67%安と大きく売られ、品質検査会社インターテックが4.72%安、住宅大手テイラー・ウィンペイが4.09%安で続いた。一方、建機レンタルのアシュテッド・グループは5.56%高、金融大手バークレイズは5.41%高、インターコンチネンタル・ホテルズ・グループも5.24%高と買われた。 DAXでは、自動車大手BMWが6.58%安、同業メルセデス・ベンツが6.44%安、通販大手ザランドが6.05%安と下げを主導。半面、医療機器のシーメンス・ヘルシニアーズは5.95%高、防衛大手ラインメタルは3.23%高、ヘルスケア大手フレゼニウスは2.66%高で引けた。