松永雄太さんが飼育の「安房大晃」「安房銀龍」が第1席に 秋田犬の本部展で(千葉県)
国の天然記念物に指定されている秋田犬(あきたいぬ)の容姿などを競う「秋田犬保存会第150回本部展」が8日、群馬県高崎市のGメッセ群馬で開催された。秋田犬ハンドラー、松永雄太(ゆうだい)さん(27)=館山市北条=が飼育する「安房大晃」が幼犬B組(月齢6~8ケ月未満、牡)の部で、「安房銀龍」が幼犬A組(月齢8~10カ月未満、牡)の部で、それぞれ第1席に輝いた。 松永さんの父は同じく秋田犬ハンドラーの寿一さん(57)。幼い頃から秋田犬と触れ合っていたこともあり、2022年ごろから父と同じハンドラーとして本格的に活動。秋田犬の素朴で従順な忠犬らしさを引き出すため、親子二人三脚で取り組んでいる。 今回本部展に出場した2頭は、寿一さんが管理飼育して今年5月の本部展で最高賞の内閣総理大臣賞に輝いた「安房大帝」の子どもに当たるという。
日本国内のみならずアメリカ、ヨーロッパなどから約200頭が出場した。月齢、性別など12部門に分かれて、毛並みや体のバランス、耳の立ち方などを審査。2頭ともりりしい立ち姿などが評価され見事第1席となった。 松永さんは「秋田犬は人の心を理解してくれる優しい犬。今後もハンドラーとしてそういった魅力を引き出せるように頑張りたい」と意気込んでいる。 (押本裕也)