「完璧な週末…ユウキは完全に成熟したドライバー」重鎮マルコ博士がオーストラリアGP7位入賞の角田裕毅を称賛|F1
レッドブルのアドバイザー、ヘルムート・マルコ博士は第3戦オーストラリアGPにおける角田裕毅の出来について、金曜から日曜にかけて「パーフェクトだった」と語るほど、高く評価しているようだ。 【動画】ファイナルラップでラッセルがまさかのクラッシュ!これでレースはVSCのままフィニッシュへ メルボルンでの第3戦に挑んだ角田裕毅は、金曜日のFP1から上位勢に匹敵する速さを示した。予選ではQ1、Q2といずれもトップ10圏内での勝ち上がりとなり、Q3ではアストンマーティン勢を上回る8番グリッドを獲得している。 決勝ではマックス・フェルスタッペン、ルイス・ハミルトン、ジョージ・ラッセルがDNFとなる中、5強7名に続く8番手でフィニッシュチェッカーを受けた。レース後にはフェルナンド・アロンソに20秒のタイムペナルティが課されたことにより、角田は7位繰り上がりとなった。今季3戦目で嬉しい初入賞ながら、一気に6ポイントを手にしている。 角田の働きぶりについて、マルコ博士は「ユウキは完全に成熟したドライバーであることを示した」と手放しで称賛している。ドイツ『Sky』に対して語った。 「ユウキは金曜日のFP1から、週末を通して完璧な走りを続けていた。決勝レースでも、とても安定したペースでのラップタイムを記録していたね」
「ニコ(ヒュルケンベルグ)が(終盤に)ペースを上げて迫ろうとしたら、ユウキはすぐさま察知して反撃していたね。この週末は本当に素晴らしい仕事だった。ユウキは完全に成熟したドライバーであることを示したんじゃないかな」 これで角田は6ポイントを獲得し、5強10名に続くドライバーズランキング総合11位に浮上した。 続く第4戦日本GPは、角田にとって3度目となるF1での母国GP。この勢いを継続させ、鈴鹿で待望の母国GP初入賞を果たしたいところだ。
【関連記事】
- ●サインツがオーストラリアGPで今季初V&フェラーリ1-2!フェルスタッペン序盤リタイアで波乱の展開に…角田裕毅はP8フィニッシュも7位繰り上がりで今季初入賞|F1
- ●豪の元F1王者、34歳リカルドについて「ピークを過ぎたのでは」との見解…リカルド本人は「そんなことはない」と否定|F1
- ●角田裕毅vsマグヌッセン、ジェッダ29周目ターン1~2勝負の分かれ目は右ミラー破損…中野信治氏は「ブレーキングが甘くなった」と指摘|WEDNESDAY F1 TIME
- ●開幕戦でRBが見せた謎戦略について元ホンダ浅木泰昭氏「なんで?って思うことが昔からありましたよ」|F1
- ●2024 F1日程・カレンダー・スケジュール|F1