北村一輝演じる”おっちゃん”学の意外な事実が判明する第5話<おっちゃんキッチン>
北村一輝が主演を務めるミニドラマ「おっちゃんキッチン」が民放公式テレビ配信サービス・TVerとTVer公式SNSで配信中だ。10月4日に配信開始となった第5話では、22歳の音大生がおっちゃんキッチンに来店。そんな彼女のピアノの先生に対する愚痴を聞いている中で、北村演じる学の過去が明らかとなった。 【写真】今回のゲストには、「マイガール」で相葉雅紀の娘役を演じていた女優の石井萌々果が登場 ■「おっちゃんキッチン」とは TVerとKDDIによるコンテンツ共同制作プロジェクトが始動。 その第一弾作品となる本作は、北村演じる“おっちゃん”店主が営むこぢんまりとした食堂を舞台にした配信ミニドラマ。“おっちゃん”の決め台詞「おまち丼(どん)さま」を合言葉に提供される、心を満たす丼グルメと共に、自身の悩みの解決につながる糸口をその丼から得る若者の姿や、若者たちとの手探りなコミュニケーションを通じて自身の“アップデート”を目指す店主の姿が描かれる。 横型動画をTVerで、縦型動画をTVer公式SNS(TikTok、YouTubeShorts、LINEVOOM、X)で、それぞれ視点の異なるストーリーとして展開される。 ■「マイガール」相葉雅紀の娘役が初の酔っ払い演技を披露! 家に帰ってこない娘に「父さんがそっちに行くよ」とメッセージを送るも、「まだいい」と返されてしまった学(北村一輝)。以降返信が途絶え、気が気でない中、お客さんが来店する。5人目のお客さんは、22歳の音大生(石井萌々果)だ。 毎回女性客のゲストとして、ブレイク間近の若手女優が登場する本作だが、今回のゲスト・石井萌々果は0歳から芸能界に身を置き、すでに芸歴は20年。幼い頃は子役として大活躍しており、2009年にはドラマ『マイガール』(テレビ朝日系)で主演・相葉雅紀のコハルを演じたことで脚光を浴びた。その大人顔負けの演技は視聴者の心を掴み、「第13回日刊スポーツ・ドラマグランプリ」の秋ドラマ選考で助演女優賞も受賞している。 そんな石井も2年前に成人を迎え、今回の作品では初の酔っ払い演技を披露。ワイングラスを傾け、物思いに耽る大人っぽい仕草で成長を感じさせた。 ■学の意外な事実が判明!いつもより切ない終わりに そんな石井演じる音大生の悩みは、ピアノの先生との関係。幼い頃からずっしょ(=ずっと一緒)で仲良しだが、かけられる期待の重さに押しつぶされそうになっている。お店に来てからもその先生からの連絡でスマホが鳴りっぱなしだった。 両親は“タイ”で暮らしており、心の逃げ場がなくて“さみしい”…。という話を聞き、学が思い出したのは冷蔵庫にあるタイの刺身。それとすり潰したバターピーナッツのタレを和えて白飯にのせ、熱いお茶をかけたら「タイ風タイ茶丼~バタピーゴマだれ~」の完成だ。日本の料理とタイの料理が融合した丼ぶりに音大生は感動。特に温度感が絶妙なことに気づき、先生とのちょうどいい距離感も試行錯誤して見つけていこうと心に決める。 そんな音大生が帰ってから「そう言えば…あいつが死んでから、さくらに干渉しすぎてたかも」と思う学。あいつとは、おそらく妻のことなのだろう。ということは、学はシングルファザー。巣立った娘が心配で、寂しいのも理解できる。その娘から返信がこないトーク画面を学が「ずっと我慢してたのかもしれないな」と反省しながら見つめる、ちょっぴり切ないラストだった。 ■文/苫とり子