今年どんなニュースがあった?その日のミダシから振り返る 2023年愛媛で起きた「事件・事故」
木村伊織カメラマン: 「座礁した船が大きく傾き先端が沈んでいるのが確認できます」 11月には松山市の二神島の沖合で、長さ175.3メートルの自動車運搬船が岩に衝突し座礁しました。 乗組員からの118番通報: 「船体が右側に傾斜している船体を放棄する」 乗組員は12人全員が救出されたものの、船はその後9時間以上にわたって、無人のまま漂流。海上保安部が、付近を通る船舶に注意を呼び掛ける事態となりました。 松山海上保安部は、衝突は自動車運搬船の乗組員による人為的ミスの可能性が高いとみて、現在、業務上過失往来危険の疑いで捜査を進めているということです。
5月20日のミダシ 生後8か月の男の子 保育園でリンゴを食べ呼吸困難に
新居浜社会福祉事業協会藤田康 理事長代理: 「大変申し訳なく思っております。この場を借りてお詫びさせていただきます。申し訳ありませんでした」 5月、新居浜市の「新居浜上部のぞみ保育園」で、生後8か月の男の子が給食のリンゴを食べた直後、呼吸困難になる事故が発生。男の子は心肺停止の状態で救急搬送され、現在も意識不明の状態が続いています。 7月、園を運営する法人は、心肺蘇生法の訓練を全職員が毎日実施するなどとする改善報告書を県に提出。 また、医師や弁護士などでつくる事故検証委員会は、男の子の保護者や園から状況を確認したうえで、再発防止に向けた報告書の作成に向け、検討を重ねています。
11月7日のミダシ 松山で覚せい剤密造工場摘発 逮捕者10人以上に
穴井記者: 「こちら警察などによる押収の一部ですが、覚せい剤が2袋、高さ1メートルほどのフラスコのような製造器具が並んでいます」 末端価格にしておよそ640万円相当の覚せい剤を営利目的で製造していたとして、県警は5月、松山市内の製造拠点を摘発。その舞台となったのが… 穴井記者: 「国道から車で5分ほどの松山市の山あいです。あちらに見えます白い建物が、製造の拠点となっていたということです」
松山市内のひと気のない山の中に建つ一軒の民家。警察などによると、台湾籍のウー・ミン・ショー被告(42)らは共謀の上、5月、この民家で覚せい剤を製造していたということです。 この事件に絡み逮捕・検挙されたのは、あわせて11人にのぼります。県内での覚せい剤の製造の摘発は記録のある1990年以降、初めてだということです。