訪日客が最多3337万人、11か月で2019年の年間記録を抜く…航空便数コロナ前まで回復
日本政府観光局が18日発表した1~11月の訪日外国人客数(推計値)は3337万9900人と、これまで最多だった2019年の3188万2049人を上回り、12月の1か月分を残して過去最高となった。円安で訪日旅行の魅力が増しているうえ、航空便数がコロナ禍前の水準まで回復していることが大きい。
国・地域別では韓国が19年同期比49・0%増の795万300人と最多で、中国が28・2%減の637万6900人と続いた。台湾と香港を合わせた東アジアで全体の約7割を占めた。米国やイタリアなど欧米の幅広い地域も、4~5割の伸びだった。
今年1~11月の訪日客数は19年同期より13・7%増えた。このペースが続けば、30年時点で6000万人という政府目標の達成が視野に入る。
11月単月の訪日外国人客数は30・5%増の318万7000人だった。月別では、2月から10か月連続で19年の実績を上回った。特に9~11月は3割前後の高い伸び率を記録している。