きょう神戸に集った人々の声 石川・輪島市の被災者「自分の目で見て、能登の復興に」神戸から能登へ...消防隊員の葛藤「頑張ってくださいと言っていいのか」
震災を経験して29年 能登半島地震の被災地で任務にあたった隊員
元日に起きた能登半島地震には、神戸からも多くの人が救援に向かいました。そのうちの1人である神戸市消防局・航空機動隊の山田俊介司令補(36)。自身も阪神・淡路大震災の被災者でした。
(神戸市消防局・航空機動隊 山田俊介司令補)「私自身も震災のつらさ悲しさを経験しています。そういう思いがありましたので、被災者の方の力になれるよう全力を尽くしたいという思いで被災地に向かいました」
1月11日から14日の間、能登地方に入り、ヘリコプターで孤立集落への物資搬入などの任務にあたりました。 (神戸市消防局・航空機動隊 山田俊介司令補)「実際に頑張っていらっしゃる方に『頑張ってください』と言っていいのかなと感じたんですが、私自身も震災を経験しておりまして、誰かに頑張ってくれと言われたときに頑張れるんじゃないのかと感じたので、頑張りましょうと伝えました」
石川県輪島市から来た人「避難所でボランティアの方が何回も炊き出しを…」
東遊園地には能登半島地震で被災した人も。避難所での生活で神戸などからの支援に助けられたといいます。 (能登半島地震で被災した柴田剛さん 67歳)「石川県の輪島市から来ました。(Qどういった状況?)全壊です。私は避難所にいたんですけど、ボランティアの方が炊き出しで、私の地区に4~5か所避難所があるんですけど、そこへ何回も何回も炊き出しをしていただいたんです。1.17の団体から寄付もいただいて。それで感謝の気持ちで来ました」 避難生活を続ける中、震災からの復旧や復興を学びたいと考えています。 (能登半島地震で被災した柴田剛さん)「震災があって29年も続けていけるって、いったい背景に何があるのだろうと。自分の目で見て、自分の言葉でこれを持って帰って、能登の復旧・復興に何か手助けできればいいなと思って」 「ともに」寄り添い助け合うことがいま求められています。 (2024年1月17日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」より)