飯南ひまわり園で交流

トスバッティングでボールを投げる飯南高校野球部員（右）と笑顔でバットを振る園児たち＝飯南町横野の飯南ひまわりこども園で

　三重県松阪市飯南町粥見の県立飯南高校（西川俊朗校長、208人）の硬式野球部（松山紘大監督、13人）は18日午後3時40分から、飯南町横野の市立飯南ひまわりこども園で「野球大運動会」を行った。同園と飯南町粥見の同飯南たんぽぽこども園の年長児が野球を通じて交流した。 　これは、スポーツを通じて近隣の園児たちと交流を図るとともに、減少している野球人口の裾野を広げようと企画。部員たちも、園児に楽しんで興味を持ってもらうよう工夫することで、双方の成長を期待して昨年初めて実施し今回が2回目。 　この日は、両園児28人と野球部員11人が参加。あいにくの雨のため屋内での開催となったが、楽しみながら野球に触れた。 　まずは丸めた新聞紙をガムテープで包んだボール作りから行い、その後、ボールを上に投げてキャッチすることを繰り返して体を温めた。次に部員とのキャッチボールとトスバッティング、ティーバッティングをして楽しんだ。双方から笑い声が絶えなかった。 　野球部の青木来樹主将（2年）は「子供が好きで楽しく、一瞬で時間が過ぎ去ってしまった。園児たちはボールを投げたり打ったりするのが上手だった」、飯南ひまわりこども園の磯田桃子さんは「初めて野球をやったけど、バットでボールを打つのが楽しかった。野球を始めてみようかなと思った」、飯南たんぽぽこども園の紙田健斗君は「お兄ちゃんたちと話しながらキャッチボールできたのが楽しかった。もっとやりたかったです」とそれぞれ話した。