消費者物価指数（CPI）は緩和を示唆する

フェデラル・ファンド（FF）金利先物は現在、6月に利下げが実施される確率をわずか5％としており、この数字は9月にかけて顕著に上昇する。 一部のアナリストは、軟調なCPIが利下げ確率を引き上げ、ビットコインが最近の取引レンジの上限である6万5000ドルを超えると予想している。 また、より慎重な見方もある。例えば、インフレ率は政策決定者が考慮するインプットの1つに過ぎないというものだ。 「物価上昇率が鈍化する兆しが見えれば、FRBは歓迎するだろう。インフレ懸念が落ち着くには、1回以上の軟調な物価報告が必要だろう」とRBCのエコノミストは週次のノートに書いている。 「インフレ圧力は今年後半にかけて和らぐだろうが、それは経済成長の鈍化と失業率の上昇を前提としている。FRBは夏の間、データを注視しながら様子見に徹するだろう。FRBは、今年後半にかけて内需とインフレの数値が徐々に低下すれば、12月に利下げに動くと思われる」。 ｜翻訳：CoinDesk JAPAN｜編集：井上俊彦｜画像：Shutterstock｜原文：Bitcoin Market Activity Suggests Looming U.S. Inflation Data May Be Non-Event