東洋大姫路が神宮大会初勝利 プロ注目のエース阪下漣「初の全国。楽しんで投げられた」
第55回明治神宮野球大会は20日、神宮球場で開幕して1回戦が行われ、各地区の秋季大会を制した10校で争う高校の部は、東洋大姫路が投打で聖光学院を10―0と圧倒して、五回コールド勝ちした。 甲子園大会には春夏合わせて20度出場の実力校だが、明治神宮大会は3度目の出場で初勝利。履正社(大阪)を率いていた2016年に同大会の優勝経験を持つ岡田監督が22年春から指揮を執る母校で新たな歴史を刻んだ。 序盤から打線が爆発。一回に5番の高畑の3ランで先制すると、二回は3番、見村の2点三塁打、四回は四番、木村の2点二塁打と主軸の長打攻勢で加点。投げてはエース阪下が2安打無四球、わずか44球で「完封」。阪下は「初めての全国大会。楽しんで投げられた」と笑顔を見せた。 次の相手は東京大会を制した二松学舎大付。阪下は「神宮に慣れていると思うので、負けずに投げたい」と闘志を燃やしていた。