【中学生2人殺傷】男の自宅から刃物を押収 事件との関連を捜査 特殊班が自宅に侵入して身柄を確保 北九州市
FBS福岡放送
北九州市のファストフード店で14日夜、中学生2人が男に刺され、女子生徒が死亡し、男子生徒が大ケガをした事件で、警察は19日午前、現場近くに住む43歳の男を、男子生徒への殺人未遂の容疑で逮捕しました。「確かにその行為をしました」と話し、容疑を認めているということです。 最新の情報を捜査本部が置かれている小倉南署から最新情報です。宮原さん。 ■宮原真記者 はい。警察は逮捕の決め手として、防犯カメラの捜査を挙げています。 男はマクドナルドの駐車場から、黒いワンボックスカーで逃走していたといいます。そこで、警察は周辺の防犯カメラ100台以上、ドライブレコーダー数十件を解析し、平原容疑者の関与が浮上しました。 また、現場周辺の防犯カメラには事件後、黄色いサンダルを履くなど、犯人と似た特徴の平原容疑者とみられる人物が映っていたということです。 警察が平原容疑者の自宅を訪れた際、平原容疑者は居留守を使ってなかなか呼び出しに応じなかったため、午前10時前、特殊班およそ10人態勢で窓ガラスを割って突入し、身柄を確保しました。近くのアパートで待機する捜査員の姿を、視聴者が撮影していました。 その際、平原容疑者は自宅の1階のリビングの椅子に座っていたということです。何か言葉を発したり、抵抗する様子もなかったということです。 警察は19日、平原容疑者の自宅を捜索し、刃物を押収したということです。この刃物が事件に関連しているものかどうか、今後捜査するということです。 また、捜査本部は亡くなった中島咲彩さん(15)の殺害容疑での立件に向けても、調べを進めるとしています。 一方、当時、店内にいた客にはまだ話を聞けていないといい警察は情報提供を呼びかけています。電話番号は093-923-0110です。小倉南警察署から中継でした。