G7サミット2日目 中国によるEV過剰生産に懸念示す見通し ローマ教皇とAI規制について議論も
TBS NEWS DIG Powered by JNN
イタリアで開かれているG7サミット=主要7か国首脳会議は2日目を迎えます。会議の焦点について政治部・官邸キャップの川西記者です。 【画像】G7サミット2日目 中国によるEV過剰生産に懸念示す見通し ローマ教皇とAI規制について議論も G7サミット2日目の会合はまもなく始まります。きのうはウクライナ情勢でロシアとどう向き合うかがメインテーマでしたが、きょうは対中国に焦点があたりそうです。 注目されるのは「インド太平洋・経済安全保障」に関するセッションで、G7各国は、多額の補助金を受けた中国の自動車メーカーがEV=電気自動車などを過剰に生産している問題で懸念を示す見通しです。岸田総理もこのセッションでは議長に続く形で発言し、尖閣諸島を含む東シナ海の情勢や台湾問題などについて、G7各国の認識の共有を図るものとみられます。 また、きょうはAI=人工知能も注目テーマのひとつです。 ローマ教皇が倫理的な観点からAIをどう規制していくかという議論に参加するほか、去年のG7で日本が主導してまとめた「広島AIプロセス」が話題にのぼる見通しで、政府関係者は「日本としての新たな打ち出しはなくとも、去年の広島サミットの成果を議長国イタリアが引き継いでもらえば、大きな実績となる」と話しています。
TBSテレビ