広告消すための「×」ボタン 小さすぎてイラッ! ネット上のあちこちに潜む“ダークパターン” 消費者を惑わせ誘導する手法さまざま 「引っかからないための方法」は?
「ダークパターン」。みなさんはこの言葉を聞いたことがありますか? Webやスマホアプリなどで利用者をだましたり勘違いさせたりして、企業側に都合のいい方に誘導してしまう。この仕組みのことをダークパターンといいます。様々な種類があって、多くの人が日常生活でダークパターンに惑わされているようなんです。
解約の方法が分からない!
みなさんはこんな経験ありませんか? (50代女性)「解約の方法がスクロールしても分からなくて、『どうやって解約』と検索して分かったのは何回もあります」 (30代夫婦)「母が『解約の仕方が分からない』と言って騒ぎになった。読めば書いているんですけど、そこまでたどり着けない」 定期購入などのサービスを解約したいとき、どこでどうやってできるのか全く分からない。実はこれ、ダークパターンの1つなんです。中には電話対応でしか解約できないというケースも。 (50代女性)「会員登録はネットなんです。(解約の)電話がつながらない。ずっと電話かけました」 あえてやり方を難しくすることで、解約を引き止めることが狙いだといいます。
「きょう〇人予約しました」
(30代夫婦)「旅行サイトで『きょう何人予約しました』とか。ちょっと焦りますよね。予約しないといけないって思うから」 (10代女性)「『何人がカートに入れています』とか、『何分前に購入しました』とか。気になる。そんないっぱい買っているなら」 こちらは、他人の行動を通知し、消費者の購買意欲を揺さぶるダークパターンです。しかし、他人の動きがうそか本当かは誰も確かめようがありません。
広告を間違えてクリック!
(30代男性)「関係ない広告を間違えてクリックして」 (20代女性)「広告を閉じるための×が右上に出るんですけど、小さすぎて×を押したつもりでも広告を押して開いてしまっている」 こちらもダークパターンの1つ。広告を見てもらうために、消費者のミスを誘うよう意図的にデザインされたものです。 (30代男性)「ちょっとムカつきますね。イラッとする」
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