辞職の大阪・橋下市長 なぜ「出直し選」をするの?
各党は「大義ない選挙」を強調
14日の大阪市議会で、公明党、自民党、民主系、共産党の4会派は辞職届に同意しませんでした。橋下氏は15日付けの辞職を求めていましたが、自動失職する今月27日に先送りされることになりました。公明、自民、民主各党は出直し市長選に候補者を出さない方針。各党が候補者を立てないのは、橋下氏の辞職に「大義がない」ことを強調する面と、泡沫(ほうまつ)候補しか出ない選挙戦や、無投票当選といった形で橋下氏が再選された場合、橋下氏が主張する「民意を得た」という形にはなりにくいというのが狙いです。 出直し市長選について関西の首長からは「重要な問題なので民意を問うことはおかしくない」(仁坂吉伸・和歌山県知事)と理解を示す声がある一方、「議会の議決を得るのが現行の手続きで、出直し選が本当の意味でつながるか何ともいえない」(井戸敏三・兵庫県知事)いった疑問の声もあり、意見は分かれています。