【柔道】混合団体で準々決勝に進出 阿部詩が一本勝ちで日本に勢いを出す 最後は高市未来が試合を決める
◇パリオリンピック2024 柔道混合団体2回戦(大会9日目=日本時間3日 シャンドマルス・アリーナ) 【画像】一本勝ちを収めた阿部詩選手 日本時間3日、パリオリンピック柔道混合団体が行われ、日本がスペインと対戦4-3で勝利し準々決勝に進みました。 1番手として試合に挑んだ阿部詩選手。アリアネ・トロソレール選手に谷落としで技ありを奪われますが、開始2分15秒には大腰で技ありを奪い返すと、試合残り1秒には袖釣り込み腰で技あり、合わせ技一本で勝利しました。 次に登場したのは男子73キロ級で銅メダルを獲得した橋本壮市選手。サルバドール・カセスロカ選手に開始わずか50秒、崩れけさ固めで一本負けを喫してしまいました。 日本選手3人目として登場したのは高市未来選手。開始から果敢に攻め込みますが、なかなかポイントが奪えません。しかし開始3分35秒、縦四方固で一本勝ちを収めました。 2-1とリードした日本の4番手に登場したのは男子90キロ級で銀メダルに輝いた村尾三四郎選手。トリスタニ・モサクリシビリ選手と対戦し、互いに攻撃をしかけますが、ポイントが奪えません。すると開始2分5秒、村尾選手が大外刈りで技ありを奪うとそのまま試合が終了。村尾選手が勝利を収め、これで日本が3-1と、あと1勝で準々決勝へと駒を進めることになります。 ここで決めたい日本は5番手として高山莉加選手が出場。両者技を仕掛けますが、ポイントが奪えず。開始45秒には高山選手が組み手を避けたとして指導を受けると、開始1分22秒にも襟を隠したと見なされ再び指導。後がなくなった高山選手でしたが、両者ポイントが奪えないまま、本戦が終了します。迎えた延長戦、高山選手は慎重に試合を運びますが、延長1分17秒、攻撃意欲の欠如したとして高山選手に3つ目の指導が入り、反則負けとなってしまいました。 日本の6番手は斉藤立選手が登場。果敢に技をしかけますが、ニコロス・シェラザディシビリ選手に払い腰返で技ありを取られると、その後は斉藤選手がポイントを奪えず敗戦。 これで日本は3-3と勝利数が並んだため、抽選で選ばれた1階級の選手同士が対決。勝利したチームが準々決勝に進出することになります。 抽選の結果、選ばれたのは女子70キロ級。日本から高市選手が戦うことになりました。そして迎えた運命の試合は開始1分22秒に高市選手が小外刈りで一本勝ち。日本は見事4-3で準々決勝へと駒を進めました。