首相、AIルール策定を主導 OECD開会式で演説
【パリ共同】岸田文雄首相は2日(日本時間同日)、フランス・パリで開かれた経済協力開発機構(OECD)閣僚理事会開会式で議長国として基調演説した。生成人工知能(AI)のルール形成の枠組み「広島AIプロセス」に触れて「安全、安心で信頼できるAIの実現に向けた議論を進める」と述べ、取り組みを主導する考えを表明した。OECDが掲げる自由で公正な経済秩序をアジアに拡大させる重要性を訴えた。 閣僚理事会は2日開幕した。3日までの日程で、日本は2014年以来となる議長国を務める。首相は生成AIに加え、自由貿易、経済安全保障といった国際社会の課題解決に努力する姿勢を強調した。