ブリーダーズカップクラシック 2024の見どころ・予想|海外オッズ1番人気はシティオブトロイ、本命はフィアースネス
1着賞金364万ドル(約5億5000万円)をかけたブリーダーズカップクラシック(G1/ダート2000m)が、日本時間3日にアメリカのデルマー競馬場で行われ、日本でも馬券が発売される。日本からは、フォーエバーヤング、ウシュバテソーロ、デルマソトガケの3頭が挑戦する。
レースの傾向
ブリーダーズカップクラシックは、長い歴史の中でアメリカ馬以外が勝ったのは2頭のみ。ただ。2008年のレイヴンズパス(イギリス)が勝った時はオールウェザーだったので、純粋なダートで勝ったのは、1993年のアルカングだけだ。それだけアメリカにとっては、門外不出のレースなのだ。 今年開催されるデルマー競馬場は、ダートコースの最後の直線が約280mと短く、先行馬が有利。10月31日に行われ同競馬場のダートレースでも多くの先行馬が勝ち、後ろからの追い込み勢は厳しい展開だった。日本馬にとってはダートの適応が大きな課題だが、フォーエバーヤング、ウシュバテソーロ、デルマソトガケともにアメリカのダートで良績を残しており問題ないだろう。
海外ブックメーカー1番人気はシティオブトロイ
海外ブックメーカーの一つ、「パディパワー」のオッズを見てみると(日本時間1日21時56分時点)、1番人気はシティオブトロイで2.9倍。2番人気はフィアースネスが4倍が続き、3番人気はフォーエバーヤングの5.5倍でここまでが単勝10倍を切っている。日本馬ではウシュバテソーロが17倍、デルマソトガケが34倍となっている。
予想の本命はフィアースネス
本命に推すのはフィアースネス。ケンタッキーダービーでは1番人気に推されながらまさかの15着と大敗した。しかし、その後はG2、G1と連勝。初めて古馬との対戦となるが、先行できる脚は魅力だ。4つ目のG1奪取なるか注目したい。 対抗は、ウシュバテソーロ。追い込みの脚質はデルマーで届くかは未知数だが、今年2月のサウジカップ、3月のドバイワールドカップで連続2着に入った安定感を買いたい。 3番手には、フォーエバーヤング。5月のケンタッキーダービーは、不利を受けながら3着と大健闘した。今回、1番枠発走は出遅れ癖がある同馬にとって厳しい条件だが、前走のジャパンダートクラシックのように発馬が決まれば、日本馬初の快挙を成し遂げてもおかしくはない。 4番手以降は、ハイランドフォールズ、デルマソトガケ、タピットトライスの順番で印を打つ。ハイランドフォールズは、前走ジョッキークラブゴールドカップでは先行して最後は2着に4馬身差をつける快勝で待望のG1初制覇を飾った。デルマソトガケは、昨年のブリーダーズカップクラシック2着から調子を落としているが、水が合うアメリカ競馬場で復活を期待する。タピットトライスは、3走前のモンマスカップでハイランドフォールズに0.9秒差つけて圧勝した実力を信じる。 ◎フィアースネス 〇ウシュバテソーロ ▲フォーエバーヤング △ハイランドフォールズ △デルマソトガケ 注タピットトライス