衆院選から一夜明け、関西の当選議員たちが、地元で有権者らに感謝を述べました。 「裏金問題」で自民党を離党し、和歌山2区で無所属で出馬した世耕弘成さんは、自民党公認で二階元幹事長の三男・伸康さんに勝利しました。 一夜明けて開いた会見で「政治とカネ」の問題について、先頭に立って改革を進めると述べました。 【無所属 世耕弘成さん】「これから政治が不安定になってしまう。その原因を作ったのが、まさに私が幹部を務めていた安倍派のいわゆる『裏金問題』。やっぱり先頭に立って改革を進めなければいけない」 また自民党から非公認となり、兵庫9区で8回目の当選を果たした西村康稔さんは、街頭で有権者に感謝を述べました。 【西村康稔さん】「（有権者から）『もう間違いを起こさないようにな』という言葉、それから『期待しているで』という言葉、たくさんのお言葉をいただいたので。ある意味でまたゼロからのスタートですので、気を引き締めてやらなければいかんなと」

■維新は大阪19小選挙区で全勝　しかし全国では議席減らす

一方、日本維新の会は、今回初めて候補者を擁立した公明党の選挙区を含めて、大阪の19の小選挙区で全勝しました。 公明党が長年議席を守ってきた大阪3区で、初当選した日本維新の会の東徹さん（58）は、複雑な心境を口にしました。 【有権者】「喜んでます、みんな」 【日本維新の会 東徹さん】「しっかりと国政で頑張っていかないといけない。（全国では維新で）落選した人も多くて、あまり喜べない」 日本維新の会は、京都や滋賀でも議席を獲得し、関西では勢力を伸ばした一方で、全体では公示前から議席を減らしています。