野菜高騰いつまで? “激安スーパー”でもトマト1個で162円、梨の「特売」できず お買い得な野菜2選【#みんなのギモン】
■スーパー、売りたくても売れない状況
加納解説委員 「私たちも買い物の時に困りますが、お店側としても困っています」 「2日に取材したラーテルマルサン武里店では、猛暑による高温障害で不ぞろいが出る、作物自体がダメになって野菜の入荷が少ない、大雨の影響で生育不良となって、より量が減るということで、売りたくても売れない状況だといいます」 「さらに、この時期ならではの困りごともあります。梨の特売ができなかったそうです」 「特売しやすい1個200~300円ほどの梨が、今年は暑さで流通量が少なくなって特売できるほど数を確保できなかったそうです。そして入荷が少ないままお手頃価格の梨のシーズンが終わってしまい、今は大きくて高級な品種の梨を1個400~500円で販売しています」 鈴江アナウンサー 「大きい500円ぐらいの梨をスーパーで見かけましたが、びっくりしました」 加納解説委員 「今年は本当に梨の出荷が安定せず、なかなか仕入れが大変だということです。ラーテルマルサン武里店では1日は規格外の梨をなんとか集め、6個890円で販売して、お客さんには好評だったということです」 桐谷キャスター 「私は千葉県出身で、梨が名産です。母がいつもお中元でいろんな所に配るんですが、今年は育ちが悪く、送るのも数がなくて大変だったと言っていました」 加納解説委員 「ラーテルマルサン武里店では3日にきゅうりの特売を予定していますが、1本39円でチラシを既に出してしまいました。仕入れ価格は1本80円くらいだそうで、特売をしても赤字ということです」
■いつまで高い?…野菜別の見通し
森アナウンサー 「お天気が相手なのでなんとも難しいですが、高い状態はしばらく続くんですか?」 加納解説委員 「農水省の見通しでは、ニンジンやネギ、ジャガイモ、タマネギは10月は出荷も価格も平年並みで推移しそうだということです。一方でレタスとトマトは10月前半は平年よりも高い見通しで、後半からは平年並みで推移するとみられています」 「きゅうりは残念ながら、10月中は平年より高い価格で推移しそうだということです」 忽滑谷こころアナウンサー 「まだまだ暑いです。きゅうりやトマトといった野菜が食べたくなる季節が続きそうですが、ちょっと控えようかなと思ってしまいます。逆にお買い得なものはないのか気になりますよね」