電気コード劣化やコンセント周りに注意を 火災相次ぐ岐阜県下呂市で防火緊急点検
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下呂市では、5月に大きな火災が2件発生し、いずれも無人で発見が遅れたことなどを受けて、市内の旅館やホテル、飲食店など約200カ所で防火緊急点検が実施されています。 防火緊急点検は、市の防火管理者連絡協議会と消防本部の呼びかけで5月末から行われています。 5日は下呂温泉街にある老舗旅館「水明館」に、下呂市消防本部予防課の細江康一課長が訪れ、旅館の清掃係や施設管理者ら5人に、コンセント周りの点検清掃など5項目が書かれたチラシを手渡し、電気コードの劣化など注意点を説明しました。 続いて客室のテレビや冷蔵庫、ドライヤーなどのコンセントやプラグなどを点検し、消火器や消火栓のほか、非常階段などもチェックしました。 ※下呂市消防本部予防課 細江康一課長 「コンセント周りのホコリは取っていただき、コードを束ねて置くことやタコ足配線などはしないよう努めていただければと思っています」
下呂市消防本部では、一般家庭向けのチラシを市の広報に折り込むなどして火災予防を啓発するということです。