祝100周年! 映画館でお家でディズニー映画を楽しもう
【Tokyo cinema cloud X by 八雲ふみね 第1152回】 シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信する「Tokyo cinema cloud X(トーキョー シネマ クラウド エックス)」。 【写真全16枚】『ウィッシュ』/『リトル・マーメイド』/『マーベルズ』/『ピーター・パン&ウェンディ』 ディズニーが創立されてから100周年を迎えた2023年。1年を通じてさまざまなイベントが催され、オリジナルグッズも発売。映画業界では100周年に相応しい作品が劇場公開、デジタル配信されました。 そこで今回は、100周年を彩るディズニー映画をご紹介。ディズニーの未来、そして私たちの夢と希望へとつながる名作ぞろいです。
『ウィッシュ』:レガシーを受け継いだ、新たなディズニー・アニメーションの誕生
物語の舞台は、どんな願いも叶うと言われているロサス王国。お城で働く17歳の少女アーシャの願いは、100歳になる祖父の願いが叶うこと。 しかし彼女は、ある秘密を知ってしまう。それは、国民がマグニフィコ王に捧げた“願い”は、実はほとんど叶えられることがないということ。王は国民からの“願いの力”を悪用して、自分が良かれと思う願い事だけを叶え、さらなる魔力を得ていたのだ。 人々の願いを救いたいと思ったアーシャは、子ヤギのバレンティノやスターと共に、悪に立ち向かう……。
ウォルト・ディズニー・カンパニーの創立100周年を記念して製作された長編アニメーション『ウィッシュ』。 ディズニーが多くの作品を通じて伝え続けてきた、“願いの力”。それを真正面からテーマとして描き出した、100周年という節目を飾るに相応しい一作となっています。 アーシャの声を務めたのは、『ウエスト・サイド・ストーリー』でアカデミー助演女優賞を受賞したアリアナ・デボーズ。日本語吹替版ではアーシャ役の生田絵梨花をはじめ、福山雅治、山寺宏一、檀れい、鹿賀丈史といったスター俳優が勢ぞろいしました。 主題歌「ウィッシュ ~この願い~」は、アーシャが心からの“強い願い”を夜空へ向けて歌う名曲。生田絵梨花の伸びやかで力強い歌声は必聴です。 ディズニーが培ってきた歴史とアニメーション技術の集大成であると同時に、新たな歴史の幕開けとなるドラマティックなミュージカル超大作。あなたもスクリーンで、魔法を体感してみませんか?