ただ強欲なわけじゃない!? “お金を稼ぐため”に悪と戦うことを公言しているキャラ3選
漫画作品には“お金”に対し度を越した執着を見せるキャラクターがしばしば登場するが、その背景や理由も実にさまざまだ。今回はその中から主人公サイドのキャラクターに注目し、“お金”のために悪と戦うことを公言している者たちについて紹介していこう。 ■【画像6枚】「そっくり!」イケメンから美女まで…芸能人が披露した『呪術廻戦』のコスプレ姿■
■すべては実家を助けるため、意外過ぎる節約術も必見…『僕のヒーローアカデミア』麗日お茶子
2014年より『週刊少年ジャンプ』で連載開始された堀越耕平氏の『僕のヒーローアカデミア』は、“個性”を活かし活躍するヒーローたちと敵(ヴィラン)の戦いを描いたバトル漫画だ。 本誌ではいよいよ物語も終盤に差し掛かり、ますます盛り上がりを見せている本作。その中で“お金”を稼ぐためにヒーローを目指していた人物といえば、ヒロインとしても活躍するクラスメイトの一人・麗日お茶子だろう。 彼女は明るくおおらかな性格から誰とでもすぐに打ち解ける好人物で、主人公・緑谷出久にとってはもちろん、その存在感はともにヒーローを志す仲間たちにとっても大きな支えとなっている。 「無重力(ゼログラビティ)」なる個性を活かし、ヒーロー・ウラビティとして活躍するお茶子は、建設会社を経営する父親と母親のもとで生まれ育った。家族仲は良好だったものの、一方で会社の経営は芳しくなく、彼女は常に疲弊した両親の姿を見て成長してきた。 一時は自身の個性を活用して家業を手伝おうとも考えたお茶子だったが、両親は彼女が“夢”に向けて挑戦することを後押ししてくれた。この経験からお茶子は「お金を稼いで両親に楽をさせてあげたい」という強い思いを抱き、ヒーローの道を志すこととなる。 そんな背景から、彼女はお金に関しては非常にストイックな姿勢を見せており、単行本のおまけページでたびたびお茶子流の“節約術”も披露している。 だがその内容はどこか極端なものが多く、「起きているとお金がかかるので寝て過ごす」、「ご飯はお金がかかるから食べない」……などなど、彼女が決して表には見せない涙ぐましい努力を垣間見ることができるのだ。 両親を助けたい一心から“お金”に執着し、ヒーローとして活躍し続ける、なんとも健気なキャラクターである。