【京都金杯・生情報】ラストイヤーの河内洋調教師が期待たっぷりのウォーターリヒト
[GⅢ京都金杯=2025年1月5日(日曜)中京競馬場、芝1600メートル(4歳上)] 3勝クラス、リステッドと連勝中のウォーターリヒト(牡4・河内)。4日の最終調整は体をほぐした程度だが、栗東坂路で軽快な動きを披露した(4ハロン67・8ー17・2秒)。「追い切った後の状態も良さそう」と手応えをつかんでいるのは河内調教師。「秋の復帰後は、〝すごく良くなっているな〟という期待通りの2戦」と語る通り、まさにパワーアップを遂げて充実期を迎えている。 体調面だけではなく、今回は好材料がもう一つある。今年は阪神競馬場の改修工事の影響で、右回りの京都から左回りの中京へと振り替えられての京都金杯。「左回りのマイルが合っていると思わせる2戦の内容」は、いずれも次位に0秒4差をつける上がり最速の差し切りだった。舞台設定に不足はない。 まもなく定年(3月4日)を迎える河内師にとってはラストイヤー。その最高の幕開けを飾るためにーー。中京マイルという追い風を受けて、みたび極上の切れ味を披露する態勢が整った。
東スポ競馬編集部