川村記念美術館 都内に移転へ 佐倉市の現美術館は2025年3月末まで
チバテレ(千葉テレビ放送)
千葉県佐倉市にあるDIC川村記念美術館の運営会社は12月26日、美術館を都内へ移転させる方針を発表しました。 美術館を所有、運営する化学メーカーDICによりますと、都内への移転の方針は、26日の取締役会で決まりました。 移転の候補先は、アクセスの良い都心部の美術品を公開できる施設とし、施設を保有する「公益性が高い団体」と交渉を進め、2025年3月までの合意を目指すとしています。 ピカソやモネなど、保有作品のうち4分の3程度の作品を売却し、規模を縮小する方針です。 佐倉市にあるいまの美術館は、2025年3月31日を最終営業日とし、庭園を含めた美術館の活用については、地元の佐倉市などと協議していくということです。 川村記念美術館を巡っては、佐倉市での存続を求めて、5万8000人を超える署名が集まるなど移転への反対運動が起きていました。
チバテレ(千葉テレビ放送)