元UFC王者マクレガーのレイプ疑惑、原告女性が民事裁判で勝訴
【AFP=時事】2018年12月にアイルランド・ダブリンのホテルで同国出身の総合格闘家コナー・マクレガー(36)からレイプ被害を受けたとされる女性(35)が22日、損害賠償を求めていた民事裁判で勝訴した。マクレガー側はX(旧ツイッター)で、上訴する意向を示している。 【写真】マクレガーに殴られ病院送りされたヒートのマスコット 総合格闘技団体「UFC」の元王者マクレガーは、ダブリンの高等裁判所で原告のニキータ・ハンドさんに損害賠償金として24万8603ユーロ(約4000万円)の支払いを命じる評決が出た際、首を振った。 裁判ではハンドさんを「残忍にレイプし、殴打した」とされたが、マクレガーは合意の上での性行為だったと主張した。 ハンドさんは評決後、報道陣に対して「私の訴えが、どれだけ怖くても声を上げることの重要性を想起させるものになってほしい。あなたには声があり、正義のために戦い続けるべきだ」と語った。 民事訴訟では刑事訴訟よりも証拠の基準が低く、陪審員は合理的疑惑を超えてではなく、確率のバランスに基づいて判断するよう求められる。 ハンドさんはマクレガーとの裁判では陪審員を味方につけたものの、別の男性を相手取った暴行訴訟では敗訴した。 アイルランドの公共放送RTEは今月初め、ハンドさんが検察局からマクレガーやもう一人の男性への訴追は行わないと伝えられて「絶望し、裏切られた」と感じたと報じた。 ハンドさんは検察局の裁定見直しを求めたが、却下された。【翻訳編集】 AFPBB News