憲法記念日に浦添市で憲法について考える集会
沖縄テレビ
5月3日は憲法記念日です。浦添市では憲法について考える集会が開かれました。 憲法講演会には、ミャンマー出身のチョチョカイさんとトゥヤソウさんが登壇しました。 在沖縄ミャンマー会会長チョチョカイさん: 「日本がこれまで77年間もの長い間、平和憲法を持ち続けてきたことに改めて尊敬の念を抱いています」 ミャンマーでは1962年に軍が政権を握り、憲法や議会を廃止した歴史を紹介しました。一度、軍事政権は解散したものの3年前に軍がクーデターを起こし民主派との武力による対立が続いている現状にも触れました。 在沖縄ミャンマー会事務局長トゥヤソウさん: 「すでに少なくとも4万人以上が銃撃や拷問や空爆により殺されています」 トゥヤソウさんは、平和な世の中を築くためにいかに憲法が重要かを説くとともに、ミャンマーの難民に対しても支援の手を差し伸べてほしいと訴えました。 また、作家の逢坂冬馬さんも登壇し、憲法9条は再び戦争の惨禍に立ち返らないという国際社会との約束であり、日本国民に対する誓約であると訴えました。 作家・逢坂冬馬さん: 「憲法9条の理念でもって平和外交をどう行っていくのか、イスラエルをどう制止するのかミャンマーの暴政をどう制止するのか、それこそが言葉本来の積極的平和主義であり、そのように憲法を活用していくことこそが自主憲法である」 また、逢坂さんは、一人一人が自分の意見を表明していくことが自らの権利を守ることに繋がると訴えました。
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