横浜DeNAのラミレス新監督はパフォーマンス封印!
横浜DeNAは21日、横浜市内のホテルで、アレックス・ラミレス(41)の新監督就任会見を行った。 その第1声は、流暢な日本語で「横浜DeNAベイスターズの監督のアレックス、ラミレス、ラミちゃんです。よろしくお願いします」と挨拶。続けて英語のスピーチをはじめた。 中畑清監督の辞任に伴い、後任を探していた横浜DeNAは、2012年から2年間、チームに在籍していたラミレスを監督に決めた。その経緯に関して、この日会見に同席した高田GMが、「現役のときから将来は監督をやりたいという強い夢、目標を持っていた。新しい監督が一から戦力を把握したりすると相当の時間かかる。それを避けたかった。できたらチームをよく知ってもらっている人に監督をと考えた。そこでラミレスさんの名前が出た。何度かラミちゃんと面談して、ぜひラミレスにお願いしたいとなった。来年から勝負したいという強い気持ちがある。日本の野球をよく知っている。選手として日本実績があり、非常に頭がいい人。ピッチャーを攻略するにも、何も考えずにただ来たボールを打つという人ではなかった。経験あるコーチがサポートできるように集めてやっていきたい。間違いなくいい結果を出してくれる」と説明。 「中畑監督が4年間、地ならしをして種を巻いた。次は、花を咲かせてもらう。そのために選んだ。1、2年時間をかけてじっくりではなく、ヤクルトのように最下位から優勝を狙って欲しいし、不可能ではない。そのために私たちも戦力を整えていく。優勝を争ってほしい」 2年契約を結んだラミちゃんに就任初年度から優勝というノルマを科した。 池田社長も「来年は、是が非でも勝ってもらいたい。横浜の皆さんも結果を求めている、秋のキャンプから準備を重ねて横浜のために勝ってもらいたい」と、優勝を使命として掲げた。 ラミレス新監督は、2001年からヤクルトで7年間プレー、その後、巨人に移籍、2012年からは2年間、横浜DeNAに在籍して通算2000本安打も達成した。現役時代には、本塁打王2回、打点王4回、最多安打を3回獲得している。2014年には群馬BCリーグでコーチを兼任、今季はオリックスで巡回アドバイザーを務め指導者としての一歩を踏み出していた。 以下、記者会見での主な一門一答 ーー監督就任はタイミングとして早いのか? 「現役時代、いつか監督になりたいというのが夢だった。タイミングは少し早かったかな。現役時代のグレートな成績で、この機会をもらえたのではないか」 ーーどの段階で将来監督の夢を抱いたか 「ジャイアンツ時代に、その気持ちが生まれた。強くなったのは、横浜DeNAの1年目。そこで多くのことを学ぶことができた。アメリカ、ラテン圏での経験を生かせるのはないかと考えた」