カブキロックス35周年 氏神一番「のれんを大切にしながらかぶいていく」
結成35周年のロックバンド、カブキロックスが14日、東京・渋谷のライブハウスでメモリアルライブ「傾き物語り」を行う。2010年以来、約14年ぶりのオリジナルメンバーによるワンマンライブを前に、取材に応じた。 ボーカル氏神一番は「『剣勇伝説YAIBA』を描いた(漫画家)青山剛昌さんが、今度新しい作品を描くということで、同作のテレビアニメでオープニング曲『勇気があれば』とエンディング曲『神智学無く戦い』を歌った『カブキロックス』がSNSで初めてトレンド入りした」と説明して、93年発売の「勇気があれば」を熱唱した。 その後で「『カブキロックス』ののれんをこれからも大切にして、40周年になっても50周年になってもかぶいていきたい」と今後の抱負を明かした。そして「でも年齢を考えると、このメンバーでは今日が最後のライブになるかもしれない」とも付け加えた。 ベースの大槻セイシローは「35年前にこんな未来を思っていなかった。最後までファンをがっかりさせないようにしたい」。 ギターの青木秀麻呂は「メンバーの誰ひとりとして逮捕されていないのが名誉です。これからもコンプライアンスを守ってかぶきたい」とジョーク交じりに話した。 ライブでは全17曲が披露される予定。