自分が描いたイラスト入りのパッケージを受け取り、喜ぶ園児＝函南町の春光幼稚園

　函南東部農協（函南町）の「丹那3・6牛乳」の1リットルパックに地元の幼稚園児が描いたイラストが8月から入り「かわいい」と評判だ。地域産業について理解を深め、さらに牛乳を飲んでほしいと今年初めて企画。同農協の担当者が11日、同町の春光幼稚園を訪れ、イラストを描いた園児にパッケージを届けた。 　年長児21人が4月に同農協の製造工場や牧場を見学。丹那牛乳の成り立ちを学んだり、乳牛を間近に見たりして絵を描いた。同農協は、個性あふれるかわいらしい牛の絵が入った11デザインを制作。8月に販売開始以降、好評の声が寄せられているという。 　今回は保管用として牛乳の入っていないパッケージをプレゼント。同園では、年少児の給食で1リットルパックが提供されるため、誰の絵が入ったパッケージかが園児の楽しみになっているという。 　パッケージは120万本分製造し、12月ごろまで使用する予定。家族がイラスト入りの牛乳パックを購入してくれたという沼倉汐里ちゃんは「牛乳が好き。家族が喜んでくれてうれしかった」と笑顔を浮かべた。