娘が勝手に宿題する!吉川ひなのが子育てで「しない」3つのこと
歳を重ねても清らかに澄んだ輝きを放つ吉川ひなのさん。華やかな世界で活躍しながらも、ハワイの自然の中で暮らす3児の母としての顔も持ち、家事や子育てについての飾らぬ日々を綴るSNSには多くのフォロワーからの共感も集まる。そんなひなのさんが子育てで大切にしていることを聞いた。 【写真】30歳よりも今の体が好き。食事や運動がもたらした、メンタルの変化は?吉川ひなの
「本当に愛されている子」の強さを感じる
「親は“大人という権力”を持っているから、子どもを理不尽に黙らせることもできるし、つい嫌な言い方をしてしまうときもある。それですごく罪悪感に苛まれたりもするけども、揺るぎない愛情と本当に子どもを大事に思う気持ちがあれば、日常の些細なことは全然平気なんじゃないかな。私自身、子育てをしていてそう思えるようになりました。夫に対して『なんでそんな言い方するの? やめてよ!』ときつく当たったこともあったけど、怒られた娘は『パパ、今日はこういうテンションの日か』とか言うんですよ。それがまたちょっと上から目線で、私もずっこけちゃって(笑)。本当に愛されている子は強いから大丈夫なんだなって思いました」 子どもたちに惜しみなく愛情を注ぐひなのさんに子育てのルールを聞くと、共通するのは「子どもをひとりの人間として扱う」ということだった。
ひなの流子育てルール【1】怖がらせない
「まずは、恐怖を与えないこと。特に、お化けとか、根拠のない恐怖。いま寝かせたいからといって『寝ないとお化けがくるよ』なんて絶対言わないです。私はずっとそう言われて育ったから、幼少期の感覚が蘇ってしまって、本当に最近までひとりで寝るのが怖かったんです。だから夫と話し合って、子どもたちにはやらないようにしようと決めました。でもね、どこかから聞いてきて『海坊主ってなに?』とか言うんです(笑)。そうやって聞かれたら、『全然会ったことないし、見たこともないけど、たぶん超いい人だと思うんだよね』って伝えてます」
ひなの流子育てルール【2】「子どもだから」と差別しない
「あとは、尊重すること。たとえば大人同士が話しているとき。夫が幼い頃は、親に『何のこと?』と聞いたら『子どもにはわからない』って言われたそうなんです。その場に居合わせているメンバーとして、そんな風に言われるのは嫌ですよね。だから私たちは、『いまこういう話をしているんだよ。ごめん、もうちょっと話をさせて』みたいに、ちゃんと伝えるようにしています。外食にいくときも、勝手に決めないでみんなの意見を聞く。『じゃんけんにする?』とか、どういう風に決めるかも話し合います」 「夜7時以降はドタバタうるさくするのは禁止」という家のルールも、大きな音が苦手なひなのさんの思いを話し、相談しながら決めたこと。「どんなときも、どうしたいか、どう思うかを話し合って、ひとりの人間として尊重する。それを大事に思っています」