中国「奇瑞汽車」、スペインで自動車を現地生産へ
■中国でトップ5入り目指す とはいえ同社は、本拠地の中国市場でこのまま下位に甘んじるつもりはない。「EVやPHVのカテゴリーで先行企業を追い上げ、2024年中に中国市場のトップ5に入りたい」。董事長の尹氏は4月14日のオンラインイベントで、そんな強気の目標を掲げた。 尹氏の見方によれば、電動車がエンジン車に取って代わる流れは変わらないものの、現在はEVの成長スピードが鈍化し、PHVとレンジエクステンダー型EV(訳注:航続距離を延長するための発電専用エンジンを搭載したEV)が市場の主流になりつつある。
「PHVとレンジエクステンダー型EVにはエンジンの存在が欠かせない。奇瑞汽車には長年積み重ねてきたエンジン技術の蓄積があり、その活用が市場シェア拡大に役立つはずだ」。尹氏はそう自信を示した。 (財新記者:安麗敏) ※原文の配信は4月15日
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