万博会場、弁当持ち込み禁止 滞留予防、05年愛知は撤回
2025年大阪・関西万博の会場運営を巡り、日本国際博覧会協会(万博協会)は12日、弁当の持ち込みを原則禁止とする規約を公表した。手荷物検査に時間がかかり、入場ゲートで滞留する事態を防ぐため。05年愛知万博(愛・地球博)でも当初は禁止していたが、小泉純一郎首相(当時)の指示で撤回、手作りに限り弁当持参容認に転じた経緯がある。 規約によると、主な持ち込み禁止物は食べ物全般と瓶や缶に入った飲料、酒類全般。修学旅行生の弁当やベビーフード、熱中症予防の観点からペットボトル入り飲料は認める。スーツケースや大きなサイズの「自撮り棒」、カメラの三脚も禁止対象とした。