名古屋市内に出没したサルはオスの“ハナレザル”? 別の群れへ移動中に住宅街を通りかかった可能性 専門家に聞いた
(赤見さん) 騒いだり脅かしたり、逆に急に逃げたりせずにゆっくりその場を離れることですね。目を合わせるのは威嚇になるので、正面から見ないようにすることです。 さらに、直接会わなくても野生動物に餌を与えてはいけない、餌付けしないというのは常識だと思うんですが、ゴミの中に食べ物が入っていたりとか、庭に果樹がたくさんあったり、意図しない形で餌付けをしてしまうことがあるかもしれませんので、そうすると居着いてしまうことになるので、そのようなことに気をつけると良いと思います。 ■2018年には東区 北区 中区 西区などの都心部で目撃 (若狭キャスター) 大石さん、過去にも名古屋での目撃情報があったということですね。 (大石邦彦アンカーマン) 今回は、名古屋市内の住宅街での出没が相次いでいますが、2018年のときは、名古屋市内の都心部だったんです。その時は、屋根にのぼって、家の中を見るなど落ち着いた印象を受けました。このときに驚いたのは、各地で餌を求めているような素振りを見せていたことです。2018年は、東区 北区 中区 西区のまさに都心部を駆け巡っていたわけなんです。 三重県亀山市では住宅街にサルがよく出没するので、モンキーレンジャーズというチームを組んでいるんです。ここでは家庭菜園の野菜などが餌場になったり、びわが餌になったりするそうです。 赤見さん、先ほどもお話に出ましたが、名古屋市の場合は改めてどんなものが餌場になると思われますか。 (赤見さん) 果樹もないわけではないでしょうが、やはり人が捨ててしまった食べ物とかは心配ですね。 (大石アンカーマン) あとは生ゴミなども、もしかしたら気をつけなきゃいけないかもしれないですね。カラスとゴミを奪い合っていたという情報もありますからね。 (赤見さん) 魅力的な動物なので、適切な距離を置いて共存できるといいですね。
CBCテレビ