韓流アイドル人気で「レトロ」が再び注目…ヘリテージファッションブランドに脚光
【10月12日 KOREA WAVE】韓国のアイドルグループ「NewJeans(ニュージーンズ)」や歌手イ・ヒョリの人気に伴い、レトロファッションが今秋冬シーズンも注目されている。特に、Y2Kスタイルと呼ばれる2000年代のファッションが再び人気を集め、ファッション業界ではレトロブランドが脚光を浴びている。 ファッションプラットフォーム「ジグザグ」のデータによると、9月13日から26日の2週間で、Y2Kファッションアイテムの取引額は前年同期比で最大159%増加した。特に、レトロファッションの象徴である「レオパード柄の衣類」の取引額は159%増加し、ワイドパンツとオーバーオールパンツ(つりズボン)はそれぞれ114%、39%増加した。さらに、母親世代がよく着用していた「パールアクセサリー」の取引額も68%の成長を見せた。 この流れを受けて、「ビデオジャッキー」や「オードスタジオ」といったレトロブランドが人気を集めている。ビデオジャッキーは、1980~90年代のヴィンテージカルチャーやポップアートにインスパイアされたデザインが特徴で、Tシャツやパーカーなどを展開している。オードスタジオもストリートスタイルとY2K感性を取り入れ、カジュアルでありながらスタイリッシュなデザインで評価を得ている。 また、スポーツブランドのリーボックは、1990年代のヘリテージスタイルを取り入れた「バラムマギジャケット」を展開し、Y2Kアイドル出身のイ・ヒョリをアンバサダーに起用。8月末から秋の新キャンペーンを展開しており、そのコレクションは大きな反響を呼んでいる。9月の売り上げは前年同期比で30%以上の増加を記録し、特に「フローバラムマギジャケット」は発売前から品薄状態となるほどの人気である。 さらに、英ファッションブランド「カンゴール」もレトロコアをテーマにしたコレクションを展開している、戦時中のユニフォームや寒冷地での衣類にインスパイアされたデザインで、レトロ感とブランドの独自性を融合させた商品を打ち出している。 子ども服業界でもレトロブームが広がっており、「フィラキッズ」がY2Kスタイルを取り入れた「エピックラン」というランニングシューズを発売。大人向けのスリムなデザインを反映したこの商品は、発売直後から注目を集めている。 ある業界関係者は「レトロブームとジェンダーレスな需要が重なり、カジュアルに着用できるレトロファッションアイテムが注目されている。特に、レトロが「ヒップ」なトレンドとして再び脚光を浴びている」と述べている。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News
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