“ロボット掃除機”で火災発生…「直ちに使用を中止して」消費者庁は注意喚起
所有率は年々上昇、多忙な人の必需品に
ロボット掃除機の需要は年々高まっている。インターネット調査を中心に提供するマイボイスコムが23年8月上旬に実施した「第8回掃除機に関するインターネット調査」によると、ロボット掃除機を所有していると回答した人は全体の9.9%。所有率は21年の8.7%、19年の7.1%、17年の6.1%と年々上昇している。 また、サービスロボットの総合メーカー・エコバックスジャパンが同年に実施した「ロボット掃除機に関する意識調査」によると、ロボット掃除機を購入する理由として「掃除の手間を省きたいから」が78.0%で一番多く、次いで「常にきれいにしていたいから」が53.4%、「掃除する時間がないから」が34.7%、「メンテナンスが楽だから」が11.0%と続いた。掃除の時間や手間を省きつつ、仕事などで家を空けることが多い人にとって、ロボット掃除機は必需品になっている 前出の事故例のように、日頃から使っている掃除機のトラブルが原因で火災が発生し、周辺への大きな被害を生んでしまう可能性は我々の生活にも潜んでいる。また、低価格で購入できる“非純正”バッテリーの不具合を要因とする、火災事故mp事例もある。ロボット掃除機の購入を検討する際は、下調べも含め充分な安全への留意が求められるだろう。 小林英介(こばやし えいすけ) 1996年北海道滝川市生まれ、札幌市在住。ライター・記者。北海道を中心に、社会問題や企業・団体等の不祥事、交通問題、ビジネスなどについて取材を続けている。
小林 英介