IHIインフラシステム、インド最長ムンバイ湾横断道路「海上道路橋」完成。インドで重防食塗装鋼床版箱桁初採用
IHIは19日、橋梁事業子会社のIHIインフラシステム(本社・堺市、IIS)がインドのゼネコン最大手、ラーセン&トゥブロ(L&T)とのコンソーシアムで建設していたムンバイ湾横断道路の海上道路橋が完成したと発表した。インドでは初となる重防食塗装の鋼床版箱桁が採用されており、IISがこの製作・輸送などを行った。 同道路は総延長22キロメートルに及び、海上道路としてはインド最長。IISとL&Tはムンバイ都市圏開発庁の発注を受け、2018年1月からムンバイ市中心部のセウリを起点とした約10キロ間の海上道路橋で建設工事を行っていた。 1月12日にはモディ首相やエクシス・シンデ・マハラシュトラ州首相、鈴木浩駐インド特命全権大使の臨席のもと開通式が行われた。 IISはインドで15年にデリー・ムンバイ間貨物専用鉄道の鋼橋建設工事を、21年にはムンバイ・アーメダバード間の高速道路向け特殊橋梁製作・輸送工事を受注した実績がある。