『LIFE!』12周年にムロツヨシ復帰!座長・内村光良がムロに「この人はお笑い芸人じゃなくて、役者なんだ」と思った瞬間
「あっち側に行っちゃったな」と寂しい面も
――ムロさんはいかがでしょうか? ムロ:エレベーターの中でカップ焼きそばを眼鏡で食べるコントがあって、密室で2人きりでコントをした記憶はすごく残っています。 僕は、先ほど内村さんが挙げた番組をテレビの前で見てきた人間で、内村さんがレギュラー番組やってる時、大道具のバイトでフジテレビの球体のスペースで迷路を作ってたんですよ。 そんな人間が、NHKのセットでコントをやって、カメラでちゃんと撮ってもらって。内村さんとコント番組をやっているなと感動した覚えがあります。 ――公私ともに知るような関係のお二人に、お互いの魅力をお聞きしたいです。12年間変わらず『LIFE!』の座長を務められてる芸人・内村光良の魅力はどういったところだと考えますか? ムロ:内村さんは柔らかくて、怒ることや声を上げることは一切ない方なのですが、そのなかでもこの番組は続いていっています。番組のテイストと緊張感、クオリティが変わらないのは、内村さんが示す背中の大きさや感覚があってこそ。今回3年ぶりに参加して、継続の素晴らしさを再確認しています。 ――内村さんから見た俳優・ムロツヨシの魅力はどういったところでしょうか? 内村:行っちゃったなって(笑)。こっち側にとどめておきたかったんだよ、寂しかったから。今ではドラマの座長をやっていますからね。共演できて良かったなと思いますし、帰ってきてくれることも嬉しいです。いつまで『LIFE!』を続けられるのかわかりませんが、体が動くうちは、主演ムロツヨシを迎えたいですね。 ムロ:参加してもらいたいと思ってもらえるように僕も日々頑張ってます。『LIFE!』の経験がなければ、豊臣秀吉になってないですから。いろんな経験値を持って『LIFE!』に参加して、皆さんを支えられる人間になれたらいいなと。 ――コント番組がどんどん減っていくなかで『LIFE!』が12年も続いた理由をどうお考えですか? 内村:どうでしょうね。一時期、毎週放送していた時期もありましたよね。あの頃は危なかったですね(笑)。2ヶ月に1回くらいのペースになってからは、質が維持されるようになったと思います。ネタを作り続けて生み出していく作業は大変なんですよ。 ムロ:準備力ですかね。台本や演出、企画、アイデアと準備してきたものに、僕たちが合わせていく。見てくれる人に、新しいチャレンジも含めて面白いものを届けようと、スタッフさんが意思を持って準備してくれているからだろうなと思います。