長野久義、長嶋茂雄以来球団52年ぶり!2年目で首位打者
創立90周年を迎えた巨人。巨人での出場試合が多い野手、投手を中心に記録にも記憶にも残る歴代の「偉人」を紹介します。第41回は長野久義。 * * * * * 坂本勇人に次いで現役で2人目の登場となるのが、その坂本と「サカチョーコンビ」で人気を博する長野久義だ。 1984年12月6日、佐賀県生まれ。筑陽学園から日大。2006年、日本ハム4巡目の指名を拒否しホンダ入り。08年もロッテ2位指名を断り、09年ドラフト1位で巨人に入団した。 10年3月26日のヤクルトとの開幕戦に初出場。この年128試合、打率・288、19本塁打で山口鉄也、松本哲也に続き巨人から3年連続の新人王となった。 11年は4月12日のヤクルトとの開幕戦スタメンで5打数3安打、5打点。7月14日の阪神戦では第75代の4番打者に。10月22日の横浜戦、1点ビハインドの9回無死満塁、山口俊から史上8人目となる代打逆転サヨナラ満塁弾。この年、首位打者を獲得した。2年目での獲得は球団では長嶋茂雄以来52年ぶりだった。 12年は坂本とともに最多安打(173本)、2年連続タイトルとなった。日本ハムとの日本シリーズも第2戦で初回先頭打者アーチなど全試合で安打を放った。 19年、丸佳浩のFAの人的補償で広島に移籍したが、22年オフ、無償で巨人復帰。気遣いの人として仲間やファンに慕われ、広島ファンからも大きな声援が送られ続けている。
報知新聞社