【ロビンブレード】縦折れブレードが驚きの直進安定性を発揮!【国産ブレーデッドジグオールマニュアル】
ブレーデッドジグが日本に浸透し、各社から独自のモノがリリースされてひと段落したころだろう。そこで、今日本に現存する国内メーカーのブレ-デッドジグを集めて大検証!もちろん、それぞれビルダー、もしくは使い手であるアングラーに詳しく解説してもらっているので、あなたが求めるブレ-デッドジグがきっと見つかるはず!今回紹介するのはメガバスの「ロビンブレード」だ。 【画像】《ロビンブレード》のスペックと価格
教えてくれる人
小松友哉(こまつ・ともや)ヒューマンアカデミー河口湖校を経て2016年にJBマスターズに参戦。昨シーズンから念願のJBトップ50カテゴリに昇格し、全国をトレイルする日々を送っている。
「屈折ブレードがもたらすナチュラルな泳ぎ」
霞ヶ浦水系や印旛沼など、マッディーシャロー系のフィールドで育った小松友哉にとって、ブレーデッドジグはかなり使用頻度の高いアイテム。真冬を除けば、シーズン中の7割近くはデッキのうえに「ロビンブレード」が先発のラインナップとして並んでいるという。 小松「たとえばサーチベイトで流していくとき、汎用性の高さではスピナーベイトも優秀なんですけど、ちょっとボリュームやパワーがありすぎるかな、と感じる瞬間がよくあります。その点、チャターならやや強さを押さえられるし、カバーまわりはもちろん、ブレイクを回遊する沖の魚をねらって食わせる能力も高い。巻き物のなかではかなりオールマイティーだと思います」 縦方向に屈折させた独特なロビンブレードの形状は、適度に水を受け流すことでチドりを抑制。直進性に優れたタイトアクションが持ち味だ。 小松「一般的なチャターに比べると、アイが少しヘッドから離れているのがわかると思います。これによって、ガチャガチャした激しいアクションというよりも、ベイトフィッシュっぽい艶めかしいウォブリングを演出することができる。フックやスカートを含めた全体のフォルムは比較的ボリュームがあるんですが、泳ぎが強すぎないので食わせる能力は高いですね」 ロビンブレードのウエイト設定は3/8ozの1種類のみ。しかしながら、水深50cm程度のドシャローから2mを超えるようなミドルレンジまで、アングラーの意図に応じてレンジコントロールしやすい設計となっている。その汎用性の高さも、出番の多さに繋がっているのである。 春の印旛沼で開催されたローカル大会で優勝したときのメインルアーが「ロビンブレード+ハゼドンシャッド4in」だった。マッディウォーターでは黒系のカラーを選ぶことも多い。 小松「水深3mにある消波ブロック帯でこぼれ落ちた石のトップを巻くなど、深めのレンジをトレースすることもけっこうあります。春から秋までルアーローテーションから外せないアイテムですね」