「なんて恥知らずな審判だ!」初出場タジキスタンと引き分けた中国代表の母国メディアは不可解ジャッジに恨み節! 一方で「グループ最弱にさえ勝てなかった」と糾弾も【アジア杯】
前半を終えてシュート数は「1本対12本」
現地1月13日、カタールで開催されているアジアカップのグループステージで中国代表がタジキスタン代表と戦い、試合は0-0のドローに終わった。 【動画】中国がVARでゴールを取り消された問題のシーン。ジャッジは厳しすぎる? FIFAランキング79位の中国に対して、アジアカップ本大会初出場のタジキスタンは同106位。戦前から中国メディアはタジキスタンをグループ最弱と位置づけ、3ポイント奪取を至上命題としていた。 しかし、試合は立ち上がりから中国がタジキスタンに押し込まれる。中盤でのパスミスを突かれては鋭いカウンターを何度も浴びせられ、スコアレスで折り返せたのが幸運と言えるほどの前半だった。それでも後半は巧みに交代カードを切って盛り返し、終盤は猛攻を仕掛けたが決勝点は生まれず。中国は前半に相手選手がエリア内で犯したハンドをPKとジャッジされず、80分にはCKからゴールを割ったが、これはVARによって取り消された。 白星発進を期待していた中国メディアは、タジキスタン相手の0-0という結果に落胆。スポーツポータルサイト『捜狐体育』ではさまざまな論調が展開された。 やはり非難が集中したのは、モハメド・アル・ホアイシュ主審(サウジアラビア)の不可解なジャッジに対してだ。同メディアは「試合を通して謎だらけの審判だった。タキジスタンのハンドを見逃し、一発退場とすべきファウルでは甘い裁定。そして疑いのないゴールを却下された。プレーに関与していない選手がオフサイド? まったく意味不明である」と糾弾した。 さらに、試合後の主審の振る舞いにも言及。「西アジア出身の審判はあろうことか、タイムアップ後に抗議に来た中国の選手に対して、満面の笑みを浮かべて親指を立てた。なんて恥知らずな審判だろうか! 中国は今大会でもアラブの笛に苦しめられそうだ」と怒りを滲ませた。 一方で、『捜狐体育』には中国代表の低調なパフォーマンスを指摘する声も少なくない。「前半に試合が決まっていてもおかしくなかった。シュート数は1本対12本。0-0は妥当なスコアだ」や「そもそも中国とタジキスタンのランキングが30ポイント近くも違うのがおかしい。現在の中国は間違いなく100位以下だ」「グループ最弱と目されたチームにさえ勝てなかった。ただそれだけことだ」といった論調だ。 『捜狐体育』は「これで次のレバノン戦は勝利が絶対条件となった。最終戦はカタールが相手で3ポイント獲得は厳しい。レバノンはタジキスタンより明らかに実力で上回る。敗れればグループ3位でのベスト16進出も絶望的だ」とチームの危機を伝えている。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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