DSオートモビルのフラッグシップ・セダン、DS 9に旅をコンセプトにした特別仕様車
PHEVの最上級グレード、E-テンスに設定
DSブランドの最上級セダンである「DS 9」は、「パワー・オブ・エレガンス」を掲げるラグジュアリー・セダンで、1.6リッター直4ガソリン・ターボとそのエンジンにモーターを組み合わせるプラグイン・ハイブリッド(PHEV)の「E-テンス」も設定している。 【写真11枚】DSオートモビルのフラッグシップ・セダン、「DS 9」に追加された特別仕様車、「エスプリ・ド・ボヤージ」の詳細画像をチェック ◆エスプリ・ド・ボヤージュの第4弾 このほど設定された特別仕様車の「DS 9エスプリ・ド・ボヤージュE-テンス」は、2023年7月に発売された「DS 4」と「DS 7」、2024年2月に発表された「DS 3」に続く「エスプリ・ド・ボヤージュ」の第4弾。落ち着きある内装と高い品質を備えたキャビン、細部まで吟味された特別な意匠により、乗り手をエスプリ・ド・ボヤージュ=「心に響く旅」に誘うという想いが込められている。 ◆見どころはナッパレザーのインテリア DS 9エスプリ・ド・ボヤージュの見どころは、ドアを開けた瞬間に広がるパールグレーのナッパ―レザー・インテリアである。光をふんだんに取り込むスライディング・ガラスルーフやペブルグレーの明るいルーフ・ライニングとともに、華やかながらも落ち着きのある空間に仕立てられている。また、パリから広がる旅路が表現されたエンボス加飾がセンターコンソールリッドに施され、オーナーの所有する喜びを高めてくれるはずだ。 エクステリアには、レーザーエッチング加工が施されたエスプリ・ド・ボヤージュのデザインがドア・ミラーに反映されている。ボディ・カラーは、落ち着きと優雅な印象を併せ持つ、人気色の「クリスタル・パール」となっている。 ◆最新の機能でドライブをサポート 装備では、カタログ・モデルと同様にナイトビジョンが標準装備されていて、夜間や暗闇での視界をサポート。夜間走行で前方を赤外線カメラ監視し、その映像をインパネに投影することでドライバーに注意を促し、安全な旅をサポート。カメラで前方の路面状況を読み取りサスペンションを制御する「DSアクティブスキャン・サスペンション」も標準装備されている。 搭載されるPHEVのパワートレインは、「GPF」(ガソリン・パーティキュレ―ト・フィルター=ガソリン微粒子除去フィルター)の性能向上、ソフトウェアの改良が盛り込まれ、EV航続距離が65kmから78kmまで長くなり、ハイブリッド燃料消費率も16.0km/リッターに向上。なお、環境性能割、グリーン化特例、エコカー減税、CEV補助金の対象となっている。 なお、このDS 9エスプリ・ド・ボヤージュをはじめ、DSブランド全モデルには、対話型生成AI音声アシスタントの「ChatGPT」機能を標準搭載されている。同機能により、旅先の土地や歴史に関する豆知識を教えてくれる、何気なく浮かんだ疑問に答えてくれるなど、ドライブの楽しみを広げてくれるサポートも受けられる。 DS 9エスプリ・ド・ボヤージュの価格は、892万円となっている。 文=塚田勝弘 (ENGINE WEBオリジナル)
ENGINE編集部
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