もずやんの特注ヘルメット製作 高齢者の自転車死亡事故防げ
高齢者の死亡事故など防止ヘルメット着用啓発に力を注ぐ
もずやんの特注ヘルメット製作 高齢者の自転車死亡事故防げ THEPAGE大阪
大阪府とヘルメットメーカーのオージーケーカブト(東大阪市)はこのほど、広報担当副知事もずやんの広報活動で連携する「もずとも協定」を締結し、もずやんが交通安全啓発活動を展開する際に着用する特注ヘルメットを、同社が製作することなどが決まった。4月の府自転車条例施行に伴い、府では自転車事故による高齢者の死亡事故などを防ぐため、ヘルメットの着用啓発に力を注ぐ。締結式に臨んだ松井一郎知事もヘルメットを着用し、「これで安心して自転車に乗れる」と、ヘルメットの効用を強調した。
松井知事もヘルメットをかぶり「これで安全や」
府庁本館で開かれた「もずとも協定」締結式には松井知事、木村秀仁オージーケーカブト社長が出席。併せて府から広報担当副知事もずやんと、同社から交通安全啓発ドロイド「ケッタマン」も登場し脇を固めた。 木村社長は「自転車のヘルメット着用の重要性は、多くの府民が認識しているが、実際にかぶるとなると、なかなか勇気が出ない。もずやんが皆さんにヘルメットをかぶる勇気を与えていただけるとのことで、当社も協力させていただくことになりました」と話した。 松井知事は府が自転車条例を施行した経緯や目的を報告。そのうえで「とくに高齢者の場合、自転車事故で頭を打って死亡するケースが多い。高齢者の皆さんのいのちを守るため、これからは自転車に乗る場合、ごく当たり前にヘルメットを着用していただけるよう、機運を醸成していきたい」と、ヘルメット着用啓発へ意欲をにじませた。 もずやんの「ひろめっとチーム広報リーダー」就任も決定。松井知事がもずやんにたすきをかけ、「しっかりヘルメット着用を広めて」と激励した。 協定締結後、撮影に移る際、松井知事がアドリブで「私もヘルメットをかぶりましょうか」と発案。木村社長ともども珍しいヘルメット姿での協定締結撮影となった。松井知事はヘルメット着用の感想を聞かれ、「これで安全、頭を守れる。自転車に乗っても大丈夫や」と、ヘルメットの効用を強調した。