福島第1原発でデブリつかむ 試験的取り出し作業で 東電
東京電力は30日、福島第1原発事故で溶け落ちた2号機の核燃料(デブリ)の試験的取り出し作業で、回収装置の先端部分で少量のデブリをつかんだと発表した。 実際に回収するまでには1週間前後かかる見通し。成功すれば2011年の事故以降初となる。 東電によると、同日午前10時前から作業を開始。「テレスコ式」と呼ばれる釣りざお状の回収装置の先端部に取り付けられた爪のような器具を格納容器の底部にたまったデブリに向かって下ろし、同10時半に遠隔操作で少量を採取。爪を引き上げて、午後0時半すぎに作業を終えた。