長澤まさみ、浜辺美波、上白石姉妹に原菜乃華など、映画カレンダーでチェックする邦画大手各社の2025年の推し女優
近年の活躍や各会社の“推し”が反映されており、邦画ファンからも注目を集めている毎年恒例の映画会社カレンダー。例年は東宝、松竹、東映の大手3社から発売されてきたが、今年はついにある会社が映画カレンダーを出さないという悲しいニュースも…。早速、気になる今年の顔ぶれをチェックしていきたい。 【写真を見る】スタイリストはあの女優!10月は長澤まさみが個性的なスタイルを披露 ■長澤まさみが21年連続の表紙!人気女優が名を連ねた「東宝カレンダー」 東宝芸能に所属する女優たちが様々なコンセプトに沿った華やかなファッションを披露している東宝のカレンダー。「2025年版東宝カレンダー」では“イベント”をコンセプトに、今回もメインスタイリストを飯嶋久美子が、全撮影を伊藤彰紀が担当し、きらびやかな衣装を纏った女優たちが紙面を彩っている。 表紙を飾っているのが、21年(!)連続での選出となった長澤まさみだ。長澤といえば、先輩女優の野波麻帆がスタイリストを務めていることでも知られており、今回のカレンダーでも野波のスタイリングによる美しい姿を披露。表紙ではフリルが印象的な薄いピンクのドレスに身を包んでおり、“アワード”というテーマにふさわしい堂々たる姿はさすがだ。 また10月では、“ハロウィン”をテーマにパープルを基調とした個性派ファッションを着こなしている。昨年『四月になれば彼女は』に加え、『スオミの話をしよう』では多彩な姿を見せて、女優力を発揮した長澤。今年は『WOOD JOB!~神去なあなあ日常~』(14)以来となる矢口史靖監督とのタッグとなる『ドールハウス』(初夏公開)が待機中。彼女にとって珍しい“恐怖映画”ということで、どんな姿を見せてくれるのかいまから楽しみだ。 1月が定位置となった上白石萌音は“観劇”をテーマに、落ち着いた雰囲気とマッチしたカジュアルかつ上品な姿を披露。公開中の『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』では初の悪役に挑戦し、おかっぱヘアで異彩を放つ新境地を開拓した上白石は、『35年目のラブレター』(3月7日公開)では原田知世演じる主人公の妻の若き日を演じており、持ち味を存分に発揮してくれることだろう。 その妹、上白石萌歌は銀色がかったドレスを纏い、“七夕”をモチーフとした7月を飾っている。HYの人気ラブソングをモチーフにした『366日』(1月10日公開)でのヒロイン役や『パリピ孔明 THE MOVIE』(4月25日公開)など、今年もコンスタントな活躍を見せてくれることだろう。 昨年は『室井慎次』2部作でのキーパーソンをはじめ、『ディア・ファミリー』など一皮剥けた感のある福本莉子は、8月で“バカンス”をテーマに爽やかなワンピース姿を披露。今年も『劇場版 トリリオンゲーム』(2月14日公開)を筆頭に、主演作『お嬢と番犬くん』(3月14日公開)、『隣のステラ』(夏公開)と出演ラッシュが続いており、さらなる飛躍を遂げることだろう。 “紅葉狩り”をイメージした色鮮やかな洋服を身に纏った11月の浜辺美波は、『六人の嘘つきな大学生』(公開中)など例年通り大忙し。今年はヒロインを演じる『アンダーニンジャ』が1月24日(金)から公開。福田雄一作品への本格参加は今作が初となるだけに、イメージを裏切るはっちゃけた姿に期待したい。 このほかにも昨年、日向坂46を卒業し、東宝芸能に加わった齊藤京子といった若手から、斉藤由貴や沢口靖子といった大女優たちまで、多彩な顔ぶれの優雅な姿を楽しめる内容となっている。 ■日本らしい四季を感じる装いや和服姿がエレガントな「松竹カレンダー」 続いてチェックしたいのは、老舗らしい女優たちの和服姿を楽しめる「2025松竹カレンダー」。今年は“和の色彩”をテーマとしており、日本の伝統色を背景に和装と洋装を纏った12人の女優たちが四季折々の美しさを織り成している。 爽やかな笑顔で7月を飾っている原菜乃華は、昨年は第47回日本アカデミー賞の新人賞を受賞すると、主演作『恋わずらいのエリー』、『【推しの子】-The Final Act-』(公開中)など出演が相次いだ。今年も『ババンババンバンバンパイア』(2月14日公開)、主演作『見える子ちゃん』(夏公開)、初出演となる朝ドラ「あんぱん」などが控えており、ブレイク待ったなしだ。 また、爽やかなグリーンのドレスを纏った5月のNMB48出身の渋谷凪咲は、昨年はホラー映画『あのコはだぁれ?』で映画初主演を果たし、様々な怪奇現象に巻き込まれる教師を演じ、恐怖で歪んだ顔など存在感を発揮。年明けから放送される2本のドラマに出演するなど、女優としての活躍が期待される。 このほかにも寺島しのぶ、名取裕子ら大御所まで、華やかで上品な女優たちの魅力が堪能できるカレンダーとなっている。 ■東映カレンダーがついに… そして女優だけでなく、男性俳優も紙面を飾ることが特徴的だった東映は、ここ数年は俳優から作品にフォーカスしたカレンダーへと移行していたが、今年は映画カレンダーを発行せず。とはいえ東映の強みである特撮とアニメのカレンダーは発売されているのでチェックしてみてほしい。 いまをときめく俳優から注目の作品までを毎月楽しめる邦画大手のカレンダー。2025年のカレンダーの購入がまだという人は、これらのカレンダーをチョイスしてみてはいかがだろうか? 文/サンクレイオ翼