キンメ、生マグロ… 海の幸求め長蛇の列 銚子港水産まつり
全国有数の水揚げ量を誇る銚子漁港(銚子市)で3日、恒例の「銚子港水産まつり」が開かれた。銚子に水揚げされるキンメダイや生マグロといった鮮魚、水産加工品などの販売があり、大勢の来場者が買い物や飲食を楽しんだ。 銚子の海の幸をアピールしようと市漁協などが主催。市価より割安で購入できることもあって、会場の第3卸売市場には列ができ、早々の売り切れもあった。 キンメダイを扱う「きんめだいまつり」のコーナーでは、赤く輝く鮮魚をはじめ汁物や煮魚の料理も提供した。キンメ目当てで初めて訪れた袖ケ浦市の女性(57)は、煮魚を頬張り「脂が乗っていて食べ応えがある。夫婦2人ともお魚が大好き」と満喫していた。
ほかに生マグロの切り身やマグロ丼、サンマの炭火焼き体験なども人気を集めた。魚や海にちなんだブースが並び、チーバくんが登場した魚クイズや音楽のステージも盛り上がった。 市によると8月末現在で、今年の銚子漁港の水揚げ数量は前年同期の約7割にとどまるものの全国首位。