休み続けて約250日…欠勤中に虚偽報告を繰り返す 支援学校の実習助手が懲戒免職「毎日フルタイムで働くのがしんどく感じた」大阪府立堺支援学校
大阪府教育委員会は、府立堺支援学校に勤務していた実習助手(23)が欠勤中に学校からの連絡に不誠実な対応や休む理由を偽るなどして虚偽の報告を繰り返していたとして、懲戒免職処分にしたと発表しました。 府教委によりますと、府立堺支援学校に勤務していた男性の実習助手は去年4月に採用されましたが、5月の連休明け以降、「伯母が手術で送迎する」などと噓をついて5月17日から継続して勤務を休んでいたということです。その翌月に実習助手は精神科を受診して、療養が必要との診断書が得られたことから、病気休暇を取り勤務を休んでいました。 その後、実習助手は病気休暇が明けて以降も有給休暇などを使って勤務を休んでいましたが、8月末に有給休暇を全て使い切ったことから、9月11日から欠勤が生じ、今年1月下旬時点で約58日の欠勤が生じていたということです。 実習助手は勤務を休んで以降、管理職から繰り返し連絡を受けていたにもかかわらず、返信しないなど不誠実な対応や勤務を休む理由を偽るなど、虚偽の報告を繰り返していたということです。 聞き取りに対して実習助手は「毎日フルタイムで働くのがしんどく感じた」「休みたいがあまり、嘘をつくことに悪気を感じなかった」などと話しているということです。 欠勤分の給与については、全額返還する意向を示しているということです。