石川遼は69で首位と3打差でホールアウト 鬼門で好スコアも「もっといける気がする」/国内男子ゴルフ
BMWツアー選手権森ビル杯第2日(7日、茨城・宍戸ヒルズCC西C=7430ヤード、パー71) 首位に3打差の23位から出た石川遼(32)=CASIO=が5バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの69で回り通算4アンダーとし、ホールアウト時点で首位と3打差と好位置をキープした。「なかなか今まで宍戸でできなかった理想的なバーディーの取り方ができている。全体的にドライバーからウエッジまでいい。スイングをあまり変えず、小細工とかせずにできている」と胸を張った。 【写真】石川兄弟のツアー同組が初めて実現。弟・航とプレーする石川遼 1番(パー4)でピン手前3メートルを沈めてバーディー発進すると、2番(パー5)でも2オンに成功しスコアを伸ばした。4番(パー4)では12メートルのパットを沈めるバーディー。5番(パー4)ではベタピンのバーディーを奪った。ショットとパットがかみあい、上位に顔を出した。唇を噛んで悔しがったのは、ティーショットを池に入れてダブルボギーとした16番(パー3)。「本当にまだまだだなって部分」と語るが、過去10戦で5度の予選落ちを喫している鬼門では上々の2日間だった。 「パーオンもできているし、パッティングの状態もすごくいい。だからこそスコアだけでいったら、もっといける気がする。絶対にいけるよなって感じで思っている。フラストレーションはすごく溜まる」と状態がいいだけに、求める質も自然と高くなる。苦しんできたコースでの好感触、そして同じだけの悔しさを胸に、決勝ラウンドでギアを上げる。