6億円超大谷翔平50号球 ついに落札元へ!競売会社「素晴らしい旅でした」現在台北101で展示中
ドジャースの大谷翔平投手(30)が大リーグ史上初の「50―50(50本塁打、50盗塁)」を達成した際の50号ホームランボールのオークション元である米競売会社「ゴールディン」が16日までに公式Xを更新。記念球を引き渡す様子を伝えた。 【写真あり】大盛況!台北101で大谷翔平50号が展示 投稿では同社のケン・ゴールディン代表が、落札した台湾投資企業「UC Capital」の代理人のティファニー・チャオ氏に記念球を手渡しする動画をアップ。 ゴールディン氏は「素晴らしい旅でした。この旅、私たちの役割は終わりに近づいています。弊社オークションでこれまでに販売した中で最も人気のあるアイテム、そして史上最も価値のある野球ボールを紹介できて、とても興奮しています」とあいさつ。「どうぞ」とケースに入った記念球を手渡した。 受け取ったティファニー氏は「買い手は、大谷のこの重要な節目における素晴らしいキャリアに参加できることを非常に誇りに思っています」とした上で「そして、買い手は幼少期から熱心な野球ファンでした。このボールを手に入れることができて非常に興奮しており、近日中に台北で展示する予定です」と落札者の喜びを伝えた。 実際に、台湾・台北市のランドマーク「台北101」の89階にある展望台で開催中の特別展「夢想高飛(夢は高く飛ぶ)」で現在展示されている。この特別展は来年3月2日まで開催される予定。 ボールをめぐっては10月23日に行われたオークションで入札額が439万2000ドル(約6億6732万円)となり、落札が決定。落札したのは同ビルに本社を置く投資会社「UC Capital」だった。 同社は2008年創業、従業員数は35人ながらコンピュータープログラムトレーディング戦略を駆使し、台湾では株式のデイトレード市場などで屈指の企業だという。 同月25日に声明を発表し「この歴史的な50本塁打の記念ボールは、世界中の多くの野球ファンにとっての聖杯であり、そのために私たちはこの歴史的な価値を持つ野球を台湾に持ち帰り、歴史の一瞬を共有することを誇りに思っています」と大谷の50号記念ボールを落札した喜びを表現。 そして「私たちは台湾と日本の機関と協力し、公益展示を計画することで、ファンが間近でその輝きを目にする機会を提供することを喜んでいます」と将来的な公益展示を示唆していた。